「現在」に至るまでには、様々な「過去」が存在する。
どの「過去」が欠落しても、同じ「現在」を再現することはできない。



「過去」の積み重ねというものは、時に予想不可能な力を発揮する。
「現在」の状況とは全く関係の無いように見える些細な「過去」であっても、
あとから考えてみれば、それが「現在」に極めて大きく寄与していることもあったりする。



あらゆる「過去」が紡ぎ合わされて、「現在」がある。
そして、その紡ぎ合わせ方は、人間には決してわからない、神のみが為せる業。
だからこそ、どんな「過去」がどんな「現在」を導くのか、その予想は誰もできない。



世界は、予想不可能な事象に満ち溢れている。
そして、予想が不可能であればあるほど、その事象は前触れも無く突然訪れるのだろう。





そんなことを思う、2005年ゴールデンウィーク初日の夜。