茅原実里 日本武道館ライブ公演 レポート

colonel2010-05-30

よし、寝るまでの時間を使って、
早いところライブレポを書いてしまおう!


まず、今日のセットリストから。

Minori Chihara Live Tour 2010 〜Sing All Love〜 追加公演
2010/05/30 18:00 日本武道館
セットリスト
※【 】内は僕が見ていて判別できたサイリウム等のカラーコード
ウルトラオレンジ比率が高かった曲には[UO]を記載


1. Final Moratorium 【モラトリアムグリーン】
2. Paradise Lost -at next nest- 【赤】[UO]
3. Flame
4. Falling heaven's now
5. Love Medicine*
6. tea for two
7. 優しい忘却 【白】
8. 雪、無音、窓辺にて。 [UO]
9. 純白サンクチュアリィ 【白:公式サイリウム配布有】
10. 孤独の結晶
11. 雨音のベール
12. サクラピアス 【ピンク】
13. PRECIOUS ONE 【白】
14. Lush march!! 【旗】
15. (日替わりメドレー)
Last Arden → too late? not late... → Voyager train [UO] → mezzo forte → FUTURE STAR → 輪舞-revolution [UO] → Melty tale storage → 蒼い孤島 → 詩人の旅 [UO]
16. animand〜agitato 【赤】
17. 君がくれたあの日 [UO]
18. 書きかけのDestiny
19. 愛とナイフ
20. 覚醒フィラメント
21. Perfect energy [UO]


(アンコール)
22. Tomorrow's chance [UO]
23. Contact 13th
24. sing for you


基本的には、各地で行われた地方公演の構成を踏襲しています。
が、決定的に違った点が2点。


(1) 「雪、無音、窓辺にて。」の追加
これまでの地方公演では一切無かった、今日の武道館公演だけの曲目。
これは、イントロが入った瞬間に会場が一気にざわめきましたね。
と同時に一斉に折られるウルトラオレンジ
(まあ、個人的には、この歌は「白」のイメージですが・・・)
やっぱりね、この歌から茅原実里を知った人が大勢いるという証だと思います。
みなさん、当然ながら思い入れも強いことでしょう。会場は大いに盛り上がりました。
ちなみに、CDで最後にある「大好き」「信じて」の部分は、今日は一呼吸置いて一言、


「ありがとう」


もうね、背筋がぞくっとしました。
「消失」を踏まえた上で、その台詞を持ってくるあたりが、実に素晴らしい。
僕個人としてはそこまで強烈に思い入れのある曲というわけではありませんが、上松先生の曲でもありますし、僕がハルヒ厨であることは過去の日記からも察していただけることと思いますので(笑)、大変楽しめた演出でした。


(2) 超ロング日替わりメドレー
今回のツアーでは、日替わりメドレーの時間があったんです。
つまり、各会場ごとに毎回異なった曲目でメドレーを歌うというコーナーです。
僕が先月、栃木会場に行ったときは、3曲でした。
どうやら、他の公演でも3曲だったようです。
ところが、今日の武道館公演、9曲でしたw サービス良すぎて吹きましたw
とにかく、歌っても歌っても終わらないメドレー。何分続いたんだろう。とにかく超ロングでした。
3曲目に「Voyager Train」が来たので、これが今日のメドレーの個人的頂点かなーとか思ったんですが、3曲目が終わっても、4曲目、5曲目と続いていくメドレー。
「輪舞-revolution」が来たときにはさらにテンション上がりましたね。「れーぼりゅっしょーん!!」絶叫気持ち良いです。
で、メドレーのラストが「詩人の旅」ですよ。テンション最高潮。
迷わずウルトラオレンジを折り、残された力を振り絞り跳躍と絶叫。
細かい話になりますが、PPPH入る前警報の「せーの!」をここまで率先してかつ大音量で叫んだのは、僕の長いアニソン声優系ライブ参戦歴の中においても、今日の詩人の旅が初めてじゃないかと思います。
あれって、Bメロ2小節半前っていうタイミング自体がちょっと難しいですし、あと「この曲はPPPHに行く」っていうのがわかってないとだめですし、つまりよほどの確信と慣れが無いとなかなか叫べないんですよね。
そんなわけで、自分も、周囲を牽引できる「上級者」になってきたのかなあ、なんてちょっと感じた一幕でした。


あとは、ざっと思ったことを箇条書き。


・Final Moratoriumは、もちろんモラトリアムグリーン一択。ウルトラグリーンを折っている人もたくさんいたけれど、やっぱりここは、公式の「モラトリアムグリーン」を使うのがスジってもんかなー、なんて少し思ったり(個人的な感想です)。
・純白サンクチュアリは、事前に運営側から白サイリウムの配布があって、それをみんな使っていたので、会場が見事に白一色に染まりました。すげえ綺麗でした。
Lush March!!の旗は、さすがに慣れました。もう体が勝手に動きます。そうですね、例えるならPROTECTIONとかBe Ready!のタオルぐらい体が勝手に動きます(違)
・これは栃木公演のときにも思ったのだけれど、アルバムの1曲目に入っている覚醒フィラメントが終盤近くっていうのは、ちょっと面白い構成だなーと思いました。
・前半は、みのりんも緊張?してたのか、特に武道館公演であるということを強調しない、いわば「原稿通り」のMCだったように思いますが、終盤になるにつれ、みのりんのアドリブでの語りMCがたくさん入るようになり、この武道館公演に至るまでの思いや、いろんな人たちへの感謝の気持ちや、とにかくみのりんの様々な思いがストレートに響いてくる、名MCでした。
みのりんのMCって、普段はちょっとたどたどしいところがあったりするんですが(またそこが良かったりするわけですが)、今日の終盤のみのりんのMCは、本当に素晴らしい語りでした。
・あと、一番最後のsing for youで、今日は会場のハンドクラップが無かった!みんなよくやった!
いや、栃木公演のときは、最後の最後のしっとりバラードであるsing for youで場内ハンドクラップが起こって、かなり雰囲気ぶち壊しだったものですから。
回を追うごとに訓練されてくるものなんでしょうかね、こういうのって。
とにかく、今日は静かに最後のバラードに聴き入ることが出来て良かったです。


最後に。


僕がみのりんのことを追いかけ始めたのは、2004年のことでした。
つまり、今年は僕がみのりんの追っかけを始めて7年目にあたります。
追っかけを始めた当初は、秋葉原や池袋のアニメショップのイベントスペースにやっと人が埋まるぐらいでした。
ライブもやっていましたが、会場は街中にある小さなオールスタンディングのライブハウス。
ステージも非常に狭く、もちろん生演奏なんてものはなくて全てカラオケで歌ってました。
あれから6年。
今日、日本武道館というステージで堂々と歌っているみのりんを見て、会場を埋め尽くしているサイリウムの海を見て、6年前の小さなライブハウスでのライブに参戦していた頃のことを思い出して、僕はひとりで感極まって涙を流してしまいました。
あんなに小さいステージで必至に頑張っていたみのりんが、今は日本最高の舞台の上で堂々と歌っている。
自分が密かに細々と追っかけをやっていた歌手がここまで成長を遂げるというのは、「メジャーになっちゃったなあー・・・」という、彼女が遠い存在になってしまったことに対する一抹の寂しさも確かにある程度はあります。
だけど、やっぱり、自分が6年前の駆け出しの頃からずっと応援してきた歌手が、ついに日本武道館のステージに至ったというのは、これはもう掛け値なしに嬉しいことです。
涼宮ハルヒ」の存在が彼女の出世スピードを飛躍的に加速させた、という事実は厳然として存在すると思います。
ただ、僕は、もし仮に「涼宮ハルヒ」が無かったとしても、きっとみのりんは、いつかは日本武道館のステージに上がっていたと思います。


涼宮ハルヒの消失」を観終わったときに、ここの日記に書いた一言を、もう一度、言わせてください。



茅原実里のファンをやってきて、本当に良かった。



あとは、もう一度だけ、もう一度だけライブで「jelly beans」が聴きたい。
もう、その願望に尽きる。
たぶん、もう一度ライブで「jelly beans」が聴けたそのときは、Angel Beats!的には「消える」と思います、私。


Sing All Love(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)

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