「ポーラー・エクスプレス」の「ポーラー」って?

僕、今年はたくさん映画を見に行きました。
たぶん、一年間に映画館で見た映画の本数としては過去最高だと思います。
もう12月も中旬となり、年の瀬ではありますが、見たいなーと思っている映画がまだあります。
トム・ハンクス主演のフルCGアニメ映画「ポーラー・エクスプレス」です。
同様のフルCGアニメ「Mr.インクレディブル」もかなり見てみたいんですが、
ピクサー社の作品は、なんだかんだ言って、どれも面白かったので)
ポーラー・エクスプレスは、トム・ハンクスを筆頭とした出演陣の豪華さもさることながら、
その幻想的な世界観と映像の美しさに、すごく魅力を感じましたし、
あと、やはり今の時期に見ておくことに意味があるのかなあ、と思ったりするわけです。


ところで、この作品には原作があるわけなんですが、
これは絵本でして、内容としては「文庫本にしてわずか4ページ半程度」しかないそうです。
実際、本屋でぱらぱらめくってみましたが、文章量自体は本当に少ないです。
原題は「The Polar Express」なんですが、日本語訳した邦題は

急行「北極号」

となってました。


この「ポーラー・エクスプレス」という題を最初に見たとき、
「これは北極の話?南極の話?」と、疑問に思ったわけですが、どうやら北極の話のようです。
「polar」という単語が「極」を表すことは知っていたのですが、英語圏の人は、
この「The Polar Express」という題を見ただけで、これが北極のことだとわかるんでしょうか?
気になったので、スペースアルク辞書で調べてみました。

polar
【レベル】7、【発音】po'ulэ(r)、【@】ポウラ、【分節】po・lar
【形-1】 極の、極地{きょくち}の、磁極{じきょく}の、極性{きょくせい}の、有極性{ゆうきょく せい}の、極性{きょくせい}のある、極線{きょくせん}の
・ The polar areas are frozen most of the time. 極地はほとんどの期間凍結している。
【形-2】 正反対{せいはんたい}の、中枢{ちゅうすう}の
【形-3】 イオン化できる、イオン化した

うーん・・・やっぱりただの「極」ですよねえ・・・。数学の用語で、
 ・極座標:polar coordinate
 ・極方程式:polar equation
とか、そういうのは僕も一応理系のはしくれなんでわかるんですけど、
やっぱり「polar」という単語だけで「北極」と断定するのは無理・・・ですよね・・・?
まあ、内容を踏まえた、日本語らしい邦題になっていると思います。
てなわけで、柄にも無く英単語に関して、ちょっと考えてみた今日のかーねるでした。