ドラえもん声優交代劇の行く末は

ドラえもん 局アナもなれる 声優オーディション テレ朝の65人OK
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20041219-00000013-sph-ent

26年目の「声変わり」を果たすドラえもんの後任声優に、テレ朝の局アナが抜てきされる可能性が出てきた。同局はプロの声優、俳優に限って、MDに声を吹き込んで窓口に送る形式でオーディションを考えているが、その参加資格者に局アナも加え、社内に周知させている。

ということで、ドラえもん声優交代については、僕も相当の衝撃があったわけですが、
アナウンサーもドラえもんの声優になれる可能性が出てきたというニュースです。
局アナが声優を務めるということは、まあ過去にも例はあったわけです。
僕が真っ先に思い出すのは、「平成狸合戦ぽんぽこ」で福沢朗アナがキツネ役を演じた例です。
他にも調べてみると、ルパン三世のTV版SP、アンパンマン犬夜叉などにも、
アナウンサーが声優として登場しているようです(あれ、日テレばっかりだな・・・)。
ここにきてドラえもん声優への門戸をアナウンサーに対して開いた理由について、

「試行錯誤しながら、全体のコンセプトの中で統一的に切り替えたい」と話す同局は、新しい可能性を最大限に生かそうと自局で育てた「話すプロ集団」も視野に入れた。

とのことですが、「伝える」と「演技する」はやはり別物ですから、さて、どうでしょうか・・・。


いずれにしましても、もう今の現役5人は年齢的にも限度だと思いますし、
ここまで本当によくやってくださったと思います。
大山のぶ代が声優をやめるときはドラえもんも終わっちゃうのかなあ、と思っていたので、
こうした形でもドラえもんが続いていくのは、嬉しく思います。
もっとも、最近のドラえもんは、かなり内容が強烈というか、ぶっ飛んだ回が多いですが(笑)
なんか、家中ゴキブリだらけ&洪水襲来とか、修復不可能なムチャクチャな結末とか・・・w


ドラえもんの登場人物は、小学校5年生(原作では4年生)です。
しかし、いま声を担当している方々は、平均年齢70歳弱です。
いくらプロの声優とはいえ、11歳の声を70歳の人間がやるのは相当無理があるはずです。
ハウルの動く城でも、倍賞千恵子の18歳の声は、どうしても若干の無理があるように思えました。
僕たちは無意識に、「小学5年生」ではなく「のび太」という認識で見ているからこそ、
違和感無く、彼らの声を受け入れることができているのかもしれません。

同局は原作者の藤子・F・不二雄先生の原点に返りたいことを理由に声優陣を代えることを提案し、大山らと協議。

藤子・F・不二雄先生の原点。
それは小学校4年生の人物が織り成す、SF(すこし・ふしぎ)な世界のこと?
藤子先生の世界にはそれほど詳しくないので、余計な記述は避けますが、
声が一新されることで、「小学生5年生」野比のび太の新たな一面が見られるかもしれませんね。