「涼宮ハルヒの消失」取り急ぎ雑感

今朝、劇場で観て来ました。
いま、渋谷の喫茶店に入り、カフェラテを飲みながら映画パンフレットを一読し終えたところです。
この記事は携帯から更新しています。


たぶん、時間が経つにつれて分かってくることや感じること、
あるいは、あらためてTVシリーズを見直して気付くことなど、
今後も色々出てくるとは思いますが、
取り急ぎ、観終えた直後である今の雑感を書き残しておこうと思います。


……とはいっても、詳細を書くのはネタバレになりますし、
詳細を書くためには、2回、3回と観に行く必要があると思うので、
現時点のここでは、具体的言及はできるだけ避けます。
とりあえずここでは、これから「消失」を観に行こうという方向けの情報発信の場としたいと思います。


まず、上映時間は約160分です。
アニメ映画としては最長の部類に入るでしょう。
ですが、その分、原作のエッセンスが余すところ無く詰まっています。
正直言って、160分は、あっという間の時間です。
長いからという理由で回避するのは絶対におすすめしません。
この長さだからこそ、劇場に観に行く価値があると思っています。


次に、「消失」を観に行くにあたっての前提知識について。
ここもネタバレにならない程度に。
本作品は、時系列的にはTVシリーズ第1期の(時系列的な)最終回「サムデイインザレイン」の後の話になります。
従って、まず、少なくとも第1期の「涼宮ハルヒの憂鬱I〜VI」の知識は必須になります。
まあここは、他の諸エピソードを観る上でも必要なところですよね。大前提知識というか。
で、僕も最初この「消失」を見始めてしばらくは、OPも含め、雰囲気的に
「あー、これは第1期だけ事前に見ておけば大丈夫かな」
と思いながら観てましたが、全然うそでした。
本作品を理解する上では、第2期の「笹の葉ラプソディ」は必ずおさえておく必要があります。
ここを外してしまうと、たぶんわけわからなくなります。
その上で、次はあえて酷なことを言いますが、
作品に感情移入し理解を深めるために、第2期「エンドレスエイトI〜VIII」を全て観ておくことを強く推奨します。
このいばらの道を通ってきたか否かで、作品への感情移入度・理解度が全く違ってくると思います。
逆に、この「消失」のための「エンドレスエイト」だったのかと思うことで、
僕は「エンドレスエイト」の全てを許し受け入れられるようになりました。
「消失」をより完全なものにするために、あの8回は必要だったと今では思えます。


涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズの主人公(ヒロイン)は、言わずもがな、涼宮ハルヒです。
あの作品の世界は彼女を中心に回っています。
しかし、この「消失」に限って言えば、その原則からはやや外れるように感じます。
これがどういう意味なのかは、是非、劇場でご自身の目で確かめてみてください。


最後に一言。
自分、茅原実里のファンをやっていて本当に良かった。