VOICES - music from FINAL FANTASY

さて、当日の予告記事から2日も経過してしまいましたが、
このままスルーできる話題ではないので、
この辺で、ひとつレポート記事を書いてしまいたいと思います!


このコンサートについて軽く説明をしますと、
これはファイナルファンタジーの音楽をオーケストラで演奏するコンサートで、
特に今回は、VOICES、つまり人の「声」に焦点を当てたコンサートです。
従って、歴代のテーマソングを歌った方々も登場し、生歌を披露するというものです。


ちなみに、ドラクエのオーケストラコンサートは年に数回コンスタントに開催されてますが、
FFのコンサートの開催はかなりレアで、今回も2年振りのコンサートになります。
従って、チケットもプレミアで、今回のチケットは発売15分で売り切れたそうです。
僕は、植松伸夫ファンクラブに入っていたので先行予約で確実にゲットできましたが、
原価6300円のところ、ヤフオクでは20000円を超える値段でチケットが落札されてました。
いやいや、自分の興味のあるファンクラブには入っておくべきだと、つくづく思いました。


特に植松伸夫ファンクラブの場合、毎年入会更新時に特典としてDVDが貰えるので、
これだけでも十分に会費の元が取れます。
ちなみに、今度の入会特典は、なんとあのTHE BLACK MAGESのライブDVDです!
そう、あの川崎の伝説のアレのDVDですよ。
ファンクラブに関する詳しい情報は↓こちらにて!
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/uematsu/fan/


さて、それでは、水樹奈々の武道館コンサートのレポートと同じ形式で、
いろいろ書いていきたいと思いますです!

開演前

入場

さて、開場時間は16時だったわけですが、
これ、開演時間が18時なので、かなり早いんですよね。
もっとも、なぜこんなに開場時間が早かったのかは、後に明らかになるわけですが・・・。
というわけで、まああんまり早く着き過ぎてもアレかなあという話になって、
会場には、16時15分頃に到着。
その会場は、こちらです!



パシフィコ横浜 大ホール



えっ、水樹奈々? 最前列?? 何のことでしょう???
そんなね、夏の思い出なんてね、もうね、うんうん・・・・・・_| ̄|○


とりあえず、写真にも少し写っているように入場の列は出来ていたものの、
うざい荷物チェックもなく、すんなり入場。


2階の入り口から1階に降りると、
この日限定販売のパンフレットとTシャツが売っていたので、問答無用で確保。
そして、その売店からさらに建物の中に入っていくと、
そこには、何だか知らないけど、たくさんの展示ブースが!
なんか、ゲームショウスクウェアエニックスブース状態ですw

ポーション

まず行ったブースは、なんとポーション」が実際に飲める!という場所。
というのも、サントリースクウェアエニックスのコラボレーションで、
3月に「ポーション」という栄養ドリンクを発売するらしいです。
会場には、実際に発売されるというポーションの容器が展示されてました。



で、実際に試飲をしてみました!
色は澄んだ水色。いかにも回復アイテムといった趣き。
で、飲んだ感想は・・・・・・なかなか複雑な味でよく覚えてません(汗
ほんと、今まであまり体験したことの無い味で、うーん、あれは何だろう・・・。
まあ、栄養ドリンクとしては確かに効きそうな感じではありましたね。


あと、このポーションは2バージョン発売されるらしく、
普通のガラス瓶の通常版と、上に掲載した写真のような綺麗な瓶の限定版があるそうです。
で、この限定版にはカードも付いてくるそうで、
そのカードの一覧も、会場に展示されていたので、これも紹介しておきます。



ポーションに関する詳しい記事があります。
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0601/19/news083.html

FF12試遊

そして、今回の目玉ブースが、発売前のFF12が実際にプレイできるというブース。
さすがにこれは少し並びましたが、プレイ台がかなり用意されていたので、
20分ぐらい待ったところで、プレイできました。


プレイ時間は10分間。
プレイできたのは、なんか砂漠みたいなところ。
で、敵がうろついていて、これと戦ったりできるわけですが、
以下、軽くプレイした感想など。


いやー、この戦闘システム、慣れるまでちょっと時間かかるかもですね。
今回のFFは、バトルシーンへの切り替えが無く、フィールド移動中に戦闘を行う、
いわばキングダムハーツみたいなアクションRPG風になっているのですが、
しかし実際の戦闘は、アクションではなくコマンド入力という、なんとも中途半端なもの。
しかも、それでいて従来のアクティブタイムバトルを採用しているみたいでで、
つまり、一度攻撃なり魔法なりを使ったら、しばらくは何もできず、
ただ動き回って敵の攻撃をよけたりするだけの時間がありました。


つまり、戦闘の雰囲気としては、聖剣伝説2に近いと思います。
攻撃から、次の攻撃まで間隔が必要というわけです。
しかし、攻撃はボタンひとつではなく、しっかりコマンドを選ばないといけないという。
なんだか、ゲームプレイに必要とされる爽快感や操作性を、
これでもかというくらい削いでいるようにしか見えなかったんですが、うーん・・・。
悪い予感が的中してしまったようで、ちょっと残念でした。
別に大作RPGを作ること自体は全く問題ないと思うんですが、
なんというか、こう、もうちょっとプレイする側の立場になれないのかなあ、と・・・。
ただでさえ、アドベントチルドレンが大ヒットしてしまい、
「FFはムービーだけでいい、ゲーム部分はいらない」という声が一部から聞こえてきているわけで・・・。


と、まあいろいろ考えさせられたこともありましたが、
FF12、プレイできて良かったですヽ(´ー`)ノ
なんだかんだ言いつつ、結局発売日に買って徹夜でプレイするのが僕ですwwwwww

その他

会場のど真ん中に、FF12のタイトルロゴに描かれている騎士(?)の像が展示されてました。
これです。



なかなかの迫力ですねー。
なんだかんだ言いつつも、幼稚園のときからFF1をリアルタイムでプレイして、
それ以降もずっとFFをプレイし続けてきた僕としては、
やっぱりFFの新作発売ってのは、特別な意味があるし、
どんなにシステムがいまいちでも、やっぱり楽しみなものは楽しみなんですわ。


あとは、NTTがフレッツでFFの曲を無料でダウンロードできるとかいう
キャンペーンを展開しているブースがあって、
アンケートに答えてきたら、なんかオシャレなカードをもらいましたヽ(´ー`)ノ



とまあ、こんな具合で会場内をうろうろしていたら、
あっという間に開演時間が迫ってきたので、席へ移動。
開場時間が2時間も前だったのは、こういうことだったんですね。納得。


僕の席は、前から9列目ぐらいの場所。
かなり前です。ぶっちゃけ相当の良席です、これ。
ヤフオクに出せば、2万円台後半はくだらなかったと思います。
ほんと、ファンクラブは入って正解でした。感謝。

FF12発売記念イベント

開演時間が来ると、まず最初にFF12発売記念イベントとかで、
ステージ上には、演奏の前に、ウダツ田中と女の人が。
で、続いてメインキャラの声優さんと、作曲担当の崎元仁氏が登場。


いろいろしゃべってましたが、なんかどの人も、
「いつ完成するのかが見えず、とにかく完成まで長い日々だった」
みたいな趣旨のことを発言してましたね。
とりあえず、ボイスレコーディングは、去年の8月まで、3年近くかかったみたいです。
さらに、「長かったのには色々あって・・・」みたいな発言も飛び出し、
司会の2人がだいぶ焦っていましたね、どんな内部事情があったんだか(笑)


とりあえず、まあ裏話も少し聞けて、そこそこ面白かったですが、
ウダツ田中さんの寒々しさは相変わらずでしたね(笑)


さて、イベントも終わり、会場には開演を知らせる長い長いブザーの音が。
いよいよコンサートスタート!

セットリストレポート

1. プレリュード

やっぱりFFの最初はコレ!というわけで、お馴染みの曲でスタートです。
うーん、この曲のハープのアルペジオは、生で聞くとすごく綺麗ですねー。
「きれいなねいろだ・・・」って感じで。あ、あれはリュートか。
すいません、いきなりFF1のネタでマニアックでw


途中からコーラス隊による合唱パートが参加。
なんか、コーラス隊の後ろにあった赤い電飾が、夏祭りの屋台っぽく見えたんですが、
そう見えたのは、僕だけですかね??w


あと、この後の曲も全部そうなんですが、
照明効果がすごく派手で、ロックバンドのライブコンサートみたいな感じ。
同じオーケストラでも、ドラクエのコンサートではこういう照明効果は全く無いので、
その点でも、今回のコンサートは新鮮でしたね。


そうかー、FFの曲を生オーケストラで聞くとこうなるのかー。
とか、初参戦ならではの感想を抱きつつ、そのまま連続で次の曲へ。

2. Liberi Fatali(FF8

FF8のオープニング曲。
会場のステージ上部に設置されたスクリーンには、FF8のオープニングムービーが。


いやいや、映像の相乗効果もあってか、
生のオーケストラ演奏と合唱は、鳥肌が立つほどの大迫力!
FF8は、ゲームシステムはアレだったけど、音楽は良かったなあ。。。




で、ここで次の曲に行く前に、我らが植松伸夫様(ノビヨ師匠)と、
片山理恵子さん(スクエニ社員の女性)が登場。
ノビヨ師匠は紋付き袴姿。かなり似合ってます(笑)


で、MCの時間になったわけですが、ここで印象に残った会話をひとつ紹介。

植松「今日のチケットはですね、15分で売り切れたらしいんですよ〜」
片山「まさにプレミア、というわけですね。」
植松「え、なに? プラネタリウム

バロスwwwwwwwwwwww
まさか師ご本人の口から、その単語が聞けるとはwwwww
植松さん、やっぱり気にしていらっしゃったんですね・・・・・・。

3. フィッシャーマンズ・ホライズン(FF8

テラワロスなMCも終わり、次の曲は再びFF8から、合唱の印象的な、この曲。


なんでも、この曲はコンサートで演奏されるのは初めてだそうです。
合唱がメインということで、「VOICES」がテーマの今回のコンサートにはうってつけな曲でしょう。

4. 祈りの歌(FF10

いえゆいキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!


というわけで、いえゆいです(何
まあー、これも思いっきり合唱の曲ですね。
ちなみに、この曲の歌詞については、こちらのサイトに詳細が載ってます。

5. 素敵だね(FF10)【歌:RIKKI

今回、僕がこのコンサートに来た最大の目当てであった、
RIKKIさんによる生歌です。
大島つむぎを身に纏ったRIKKIさんが舞台右端から登場。
エンディングバージョンでのオーケストラ演奏をバックに、歌ってくれましたよ。


すいません、ぶっちゃけ泣きました・゚・(ノД`)・゚・
あかんのよ、この曲はー。FF10プレイしたときも、最後この曲にやられたしなあ・・・。
幸い、スクリーンに映し出されたのは、エンディングではなく、
あの森の湖でティーダとユウナがにゃんにゃんするシーンのムービーだったので、
まあ、致命傷にはならずに済んだかな、と(笑)


RIKKIさんの歌、綺麗だったー・・・。
しかも、来月か再来月には出産という妊娠状態でのステージ。すごいですね。
FF10本編に収録されているものよりも、沖縄風の歌い方が強かったです。
元ちとせの歌い方を、ずっとマイルドにした感じ。
僕には、元ちとせよりもこっちの方がずっと好きな歌い方でした(笑)


いやいや、感動させていただきました。
この時点で、すでにこのコンサートのチケット代の元は取れたと満足してしまった僕でした。
この後巻き起こる怒涛のステージなど、知るよしもなく・・・。

6. ファイナルファンタジー・ドゥワップ・メドレー【歌:モーグリーズ】

ここで、モーグリーズなる謎の5人組が登場。
アカペラと、わけわからん小さいトランペットみたいなので、FF初期の作品の曲を披露。
僕の覚えている限りでは、披露された曲は、

  • モグのテーマ(FF6
  • 町(FF2)
  • トロイア国(FF4)
  • バトル(FF1)

といった感じだったと思います。


で、バトルの曲をズンタタ歌って踊っていたと思ったら、
後ろから剣やら何やらの小道具を取り出して、
効果音を声で再現しながら、わけのわからないバトルのマネが開始w
しかも、センターにいる人なんか、白い指の小道具を横向きにかざして、
縦に移動させながら「ぴゅ、ぴゅ」とかカーソル移動の効果音wwwwwww

あれには笑ったわーwwwww 場内大爆笑でしたwwwwwww
まあ、いま冷静になって考えれば、FF1のバトルのマネだったら、
カーソル移動の「ぴゅ、ぴゅ」っていう音は無いんですけどねwwwww

7. いつか帰るところ〜Melodies of Life(FF9

爆笑が収まりきらない中、次の曲がスタート。
FF9の、電源入れた後の最初の画面で流れる、あの曲ですね。
管楽器の音色が印象的な曲を聞きながら、気持ちを落ち着かせていると、
ステージ端から、白鳥英美子さんが登場。


Melodies of Lifeですが、2番のサビだけ英語バージョンという構成でした。
それにしても、白鳥英美子さんの歌声に関しては、
ドラえもん のび太ドラビアンナイト」の主題歌で初めて耳にして以来、
すっかり、その澄んだ歌声の虜になってしまった私でありまして、
FF9の主題歌が白鳥さんと知ったときは、それは嬉しかったものです。
その白鳥さんの歌を、初めて生で聴くことができて、感動しましたわー。


トワ・エ・モワ」時代の白鳥さんのデビュー当時の曲とか、
深夜の通販番組でのCD商品の紹介とかでたまに聴くんですが、
ほんと、デビューから35年間、声が全然変わってないんですよ!
植松さんもこの点に触れてましたが、本当にすごいことだと思います。

8. ファイナルファンタジー

第一部の最後を飾るのは、シリーズおなじみの、この曲。


ちなみに、この曲、1〜6までと7以降とでは、メロディが少し違います。
で、僕はどっちかっていうと1〜6の方が好きなんですが、
オーケストレーションされたスコアは7以降のものしか無いので、
今回の演奏も、7以降のバージョンのものでした。


この曲は、ほんと、長くFFをプレイしてきた僕にとっては、
FFの古きよき時代を思い出させてくれる、大切な曲です。
生演奏でこの曲を初めて聴いて、感動しました。




ここで、第一部が終了し、休憩時間。
休憩時間は特に活動せず、そのまま第二部へ突入。

9. プリマビスタ楽団(FF9

今回のコンサートは、「プリマビスタ・フィルハーモニック・オーケストラ」と名づけられた、
特別編成というオーケストラによって演奏されているのですが、
そこで、この曲の登場というわけです。


で、この曲なんですが、ぶっちゃけ、僕にとっては、
FF9本編よりも、いただきストリートでのアレクサンドリアステージのイメージが強いですw

10. 約束の地(FF7AC

FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDRENの曲。


合唱メインの曲ですが、いかんせん僕の場合、
アドベントチルドレンは、まだ3回ぐらいしか通しで見ていないので、
ちょっとシーンは思い浮かびませんでしたが、
重厚な合唱に圧倒されましたね。

11. オープニングテーマより石の記憶〜Distant WorldsFF11)【歌:増田いずみ

FF11の曲ということで、FF11をプレイしていない僕には分からない曲でした・・・。


だけど、コーラス隊の合唱がすごく綺麗で、そして、
途中から登場した増田いずみさんの歌が本当に素晴らしかったです。


曲自体もすごく綺麗な曲で、ちょっとFF11に手を出してみたくなりました(笑)

12. Eyes On Me(FF8)【歌:アンジェラ・アキ

今回、この曲を歌ったのは、本家フェイ・ウォンではなく、
FF12のテーマソングを歌う、アンジェラ・アキさんでした。


アンジェラ・アキさんによるピアノ弾き語り。
この人の歌声を始めて聴いたんですが、めちゃめちゃ歌うまいっすね!
ピアノも情緒的で、フェイ・ウォンバージョンよりも好きですわー、これ。

13. Kiss me good-bye(FF12)【歌:アンジェラ・アキ

続いて、アンジェラさんのピアノ弾き語り+オーケストラの演奏。


まだ発売になっていないFINAL FANTASY XIIのテーマソングということで、
僕もこの日初めて聴いたのですが、さすが植松さん、綺麗な曲でしたよー。


FF12のどんな場面でこの歌が使われるのか、楽しみですヽ(´ー`)ノ

14. オペラ「マリアとドラクゥ」(FF6

まさかこの歌を、いや、このオペラを現実世界で見ることができようとは!!
眼前で、あの「マリアとドラクゥ」が上演されている、
その事実だけで、涙が出そうになりました。


歌詞も、ゲーム中のあの歌詞そのもの。全部ひらがなってやつですね(笑)
これまでは脳内で歌を補完していたものですが、いやいや・・・ほんとに感動ですね。
で、僕は、この日歌われたのはゲーム中の歌詞そのものだと思っていたのですが、
なんでも、ゲーム中の歌詞だと、どうしても文字数がメロディと合わないところがあるそうで、
実際、この日の演奏でも、一部歌詞が変更になっていたそうです。
ていうか、あの歌詞とメロディを完全に覚えているとは、相当FF6をやり込んだ人ですね(;´Д`)


で、最後、マリアの手にある花束を見て、もう完全にノックアウトされましたわ・・・。
花束はねえ・・・もうこのオペラを語る上で欠かせないですから。
どうせなら、ポップジャムのセットみたいな階段があると、もっとよかったかもですねー。
階段を上り、頂上で花束を手放す。そして、ワイヤー操作で宙を舞う花束。
こんな演出をもしされていたら、たぶん猛烈に泣いたと思います。・゚・(ノ∀`)・゚・。




全ての演奏が終わり、立ち去る指揮者。
鳴り止まない拍手。
そして、しばらくして、司会の植松さんと片山さんが再登場。
「やっぱり、こういうコンサートには、アンコールでしょう!」
という植松さんの言葉に、大いに沸く会場。
そして、「最後は、FFシリーズでおなじみのあの曲でお別れです!」という片山さんの言葉。


手を振りながら戻っていく司会者の2人と、再登場する指揮者。
アンコールで演奏された曲、それは・・・

アンコール

15. スウィング de チョコボ

そう、FFシリーズでおなじみの曲、チョコボのテーマです。
それも、ジャズ風味の軽快なバージョン。


会場の客席からは、自然と手拍子が起こり、
スクリーンには、FF2からFF11までの歴代チョコボが次々に登場。
席に座っているのが我慢できなくなるような躍動感。
手拍子していたこともあり、あっという間に曲は終わってしまいました。




そして、曲を終えて、帰っていく指揮者。
片山さんが「最後」と言ったにもかかわらず、鳴り止まない拍手。
この時、観客のうちどれくらいの人が、
自分たちの拍手の先に待ち受ける光景を予想できたであろうか。


舞台端から、ふたたび司会が登場。
しかし、登場したのは片山さんだけ。

あれ? 植松さんがいませんね??
実は植松さんは、もう打ち上げで飲みにいってしまいました〜。


なんてね、うそですよ。

なぜ、植松さんは司会の場所にいないのか。
つまりそれは、植松さんが別の場所でスタンバイしているということではないだろうか。
一瞬、僕の胸中に戦慄が走る。

これが本当に最後の最後です!
最後は、あの人たちに登場してもらいましょう!!

片山さんの言葉と同時に、オーケストラ舞台が左右に分かれ、
そして、中央部分の扉が開く。


扉の向うからは、揃いの紋付き袴を纏った5人の男の姿。
中には、ギターやベースを肩から提げた男の姿も。
ステージ左右からは、キーボード。
ステージ中央の空いた部分には、ドラムセット。


指揮者が壇上に立ち、大きく指揮棒を振り降ろし、
曲の第一音が発せられると同時に、スクリーンに映し出されたのは、
炎の中で不敵な笑みを浮かべる、銀髪の男の姿。
その刹那、会場全体が揺れんばかりに湧き上がる激しい歓声。

16. 再臨:片翼の天使FF7AC)【with : THE BLACK MAGES

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
まさかまさか、このコンサートで黒魔道士の演奏が聴けるとは!!
しかも、オーケストラとの協演! 曲は片翼の天使!!


  _  ∩

( ゚∀゚)彡 セフィロスセフィロス

 ⊂彡


いや、確かにこの曲をアドベントチルドレンで最初に聴いたときは、
「これはバンドとオーケストラの協演でもしない限り、演奏は無理だよなあ・・・」
とか思ってましたよ。ええ。
だって、どう考えたって、ロックバンドとオーケストラの協演が必要な曲っていう時点でオカシイし、
まして、それが実際のコンサートで実現するなんて、そんな無茶苦茶なこと、想像できないよ・・・。


おそらくは、一生のうちでもほとんど生で聴く機会の無いであろう、
フルオーケストラとロックバンド、さらに合唱まで、全てが融合した演奏。
その迫力は、とてもこの場の文章で伝えられるものではないです。
本当にすごかった・・・。
なんかもう、FF7のシーンがどうとか、THE BLACK MAGESがどうとか、そういう感情無しに、
ただひたすら、その猛烈な迫力に圧倒されるだけで、勝手に涙が出てきました・・・。


ほんと、こんな最強編成の演奏、もしかするともう一生聴けないかもしれないです。
ものすごく、本当にものすごく素晴らしい演奏を聴くことができました。
このセフィロスだけで、チケット代6300円以上の価値があったと思います。


曲の一番最後の「セフィロス!」の掛け声が響き渡ると共に、
会場に打ち上げられる無数の銀色のテープ。



少し拾って来てみましたwwwwwww
まあ、ある意味、お約束ですよねw
銀・・・セフィロスの髪か?! これがそうなのか?!!(笑)
ついでに、今回のコンサートのパンフレットとTシャツ、
それと、Tシャツを買った際にオマケでついてきたミニタオルも、
一緒に撮ってみまいした。


セフィロスの、死闘とも言うべき演奏が終わり、
会場は、見渡す限りのスタンディングオベーション
そりゃそうでしょう、あの演奏なら自然とスタンディングオベーションしてしまいます。


そして、ステージの両端から、
全ての出演者が総登場。
手をつなぎ、客席におじぎをする出演者一同。


それでも、いつまでも鳴り止まない拍手。


ここで、植松さんが、客席の観客のかけた言葉に反応しているような様子が。
そして、植松さんが、何かバンドメンバーや指揮者と話をしているのが見えました。
もちろん何を話しているのかは聞こえません。
ただ、植松さんが、しきりに右手の人差し指を立てながら話をしています。



人差し指。1本。1回。もう1回。まさか。


ダブルアンコール

17. 再臨:片翼の天使FF7AC)【with : THE BLACK MAGES

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
ドラムの轟音! スクリーンにはセフィロス! 湧き上がる歓声!
もう最強すぎて言葉にならない・・・。


これ、演奏側にとっても、完全に想定外だったみたいですね。
準備も慌ただしかったし、スクリーンの映像もセフィロスだけでしたし。
予定に無かった、こんな最高のプレゼントをしてくれるなんて、最高・・・。


銀髪の天使・セフィロスは2度甦る。
「再臨」というか、もはや「再々臨」。


ああああああああああもうすごいすごいすごいすごいすごすぎる!!


もうイントロで手拍子なんか起こっちゃってるし、
僕も含め、観客のテンションも完全にイカレてました(;´Д`)
ステージ上の皆さんのテンションも相当だったようで、
指揮者の動きも何かが降臨したような動きだったし、THE BLACK MAGESのギタリストさんに至っては、
ステージから降りて客席を駆け抜けながらソロを弾き倒してましたw


まさにラスボス戦。
ステージ上の演奏者と、客席の観客。
全員が一丸となって、ラスボスに挑んでいる、そんな一体感を感じました。
これを死闘と呼ばずして何と呼ぶ。


そして、最後の「セフィロス!」も完璧に決まり、
再び湧き上がるスタンディングオベーション
っていうか、どうせなら最後のダブルアンコールは、立ったまま聴きたかったなあ。
THE BLACK MAGESのコンサートのときはずっと立って聴いていたから、
1回目はオーケストラコンサートとして、2回目はバンドライブコンサートとして、って感じでw
まあ、もっとも、座ったままでも僕の両手両足はドラムを刻んでいたわけですがwwww




・・・という感じで、ライブレポートでした!
いや、ライブじゃなくてコンサートでしたね、一応w
もう最後のセフィロスのおかげで、何が何やらわけわからないですw


ちなみに、帰り際にTシャツ売り場を見ると、
Tシャツを買った人に、なんとノビヨ師匠が握手をしているではありませんか!



あーあ、こんなことだったら、終わった後に買うんだったなあ・・・。
ただ、パンフレットの方は早々に売り切れてしまっていたようなので、
まあ、安全を考えれば、早めに買っておいたのは正解だったとは思うんですが、
うーん、悔しい。。。


そして、小雨降るみなとみらいを抜け、桜木町から帰路に着きましたとさ。
ちゃんちゃん。


というわけで、今回のセットリストをおさらいしておきましょう!

VOICES - music from FINAL FANTASY


2006年2月18日(土) パシフィコ横浜
16:00開場/18:00開演


〜第1部〜
1. プレリュード
2. Liberi Fatali(FF8
3. フィッシャーマンズ・ホライズン(FF8
4. 祈りの歌(FF10
5. 素敵だね(FF10)【歌:RIKKI
6. ファイナルファンタジー・ドゥワップ・メドレー【歌:モーグリーズ】
7. いつか帰るところ〜Melodies of Life(FF9) 【歌:白鳥英美子
8. ファイナルファンタジー


〜第2部〜
9. プリマビスタ楽団(FF9
10. 約束の地(FF7AC
11. オープニングテーマより石の記憶〜Distant WorldsFF11)【歌:増田いずみ
12. Eyes On Me(FF8)【歌:アンジェラ・アキ
13. Kiss me good-bye(FF12)【歌:アンジェラ・アキ
14. オペラ「マリアとドラクゥ」(FF6


〜アンコール〜
15. スウィング de チョコボ
16. 再臨:片翼の天使FF7AC)【with : THE BLACK MAGES


〜ダブルアンコール〜
17. 再臨:片翼の天使FF7AC)【with : THE BLACK MAGES

なお、コンサートに関する情報は、
↓こちらにも掲載されておりますヽ(´ー`)ノ
ITmedia +D GamesF2”N‚Ԃ芴“®‚̍ĉïB‰¹ŠyƒWƒƒƒ“ƒ‹‚ð”ò‚щz‚¦‚½AFFƒI[ƒPƒXƒgƒ‰ƒRƒ“ƒT[ƒg (1/2)
ITmedia +D GamesF2”N‚Ԃ芴“®‚̍ĉïB‰¹ŠyƒWƒƒƒ“ƒ‹‚ð”ò‚щz‚¦‚½AFFƒI[ƒPƒXƒgƒ‰ƒRƒ“ƒT[ƒg (2/2)


最後に、本コンサートに関連するCDを紹介しておきます!
コンサートに行った人も、そうでない人も、
是非この機会にお買い求めくださいませませ!ヽ(゚∀゚)ノ

Kiss Me Good-Bye(初回生産限定盤)(DVD付)

Kiss Me Good-Bye(初回生産限定盤)(DVD付)

More Friends music from FINAL FANTASY~ファイナルファンタジー オーケストラ・コンサート in ロサンゼルス2005~

More Friends music from FINAL FANTASY~ファイナルファンタジー オーケストラ・コンサート in ロサンゼルス2005~

最後に、もう一度言わせてください。


植松伸夫はガチで神。
最強すぎる。


ああもう、おれ本当に幸せ。