アニメ版AIR 第5話「つばさ -wing-」

colonel2005-02-04

飛べない翼に、意味はあるのでしょうか。



というわけで、AIR、第5話レビューです。


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なお今回から、ネタバレ色の強い部分は、文字の色を背景と同じにして伏せ字にしてあります。
文章中に不自然な空白がありましたら、そこが伏せ字の部分です。
読みたい方や、読んでも差し支えない方は、ドラッグで色を反転させて読んでください。
ネタバレになりますので、これからAIRに触れようという方は、反転させない方がいいと思います。

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前回の予告からいけば、いよいよ遠野美凪&みちる編!といった感じでしたが、
実際には、今回は神尾観鈴のエピソードも含まれていまいした。
TV化に合わせて、本当にうまくストーリーを構成してきたと思います。



ていうか、その観鈴の話が、強烈でした。
観鈴が往人とトランプで遊ぼうとしていると、
突然癇癪を起こして泣き出してしまうという場面です。
この場面自体は、原作のゲームにもあるのですが、
ゲームはテキスト、アニメは画像と動きと声。
今日のこの場面で、テキストとアニメの差を強烈に感じました。


癇癪を起こしてひたすら泣く観鈴
見ていると、こちらまでツライ。泣きたくなってきてしまう。
強烈な場面。ものすごくリアルで、切ない。食い入るように見てました。



順番が前後しますが、美凪の母が、美凪のことを「みちる」と呼びかけるシーン。
ここも衝撃的なシーンでした。美凪母の口元の動きがリアルで、ぞくっときました。


美凪が来ないことを心配して、泣きそうになっているみちる。
みちるの動きや言動のひとつひとつにも、制作スタッフのこだわりが伝わって来ます。


そして、母に「みちる」として育てられ、挙句、娘と思われなくなってしまった美凪

これが夢の終わり。「みちる」として生きてきた私自身の夢の終わりです。
私の翼は、もう、飛ぶことを忘れてしまった。
私はずっと、羽ばたく真似だけを繰り返してきましたから。
飛べない翼に、意味はあるのでしょうか。

次回予告。
いよいよ美凪&みちる編が終わります。
予告の最後に映った、屋上のフェンス越しに佇むみちるの姿。
この「フェンスの金網越しのみちる」の絵を見ただけで、涙腺がどうにかなってしまいそうだ。
来週は、見るのにかなり覚悟が要る模様。
あの場面を、この神作画クオリティでやるというのか。危険だ。



次回以降、いよいよ見るのが怖くなってきた。
今日は、観鈴の癇癪場面で、相当の衝撃を受けた。
そして、美凪の告白にも、ただならぬ雰囲気を感じた。


これは、ただの萌えアニメや萌えゲーではない。
というか、萌えている心の余裕など無くなってくる。
ただひたすら、世界に引き込まれていく。



今日、あらためて思ったのですが、
まだAIRをプレイしていない人で、これからプレイをしてみたいと思う人は、
下のPS2版をおすすめします。

AIR

AIR

ほかにも、


 ・PC版(全年齢):asin:B00005ON3V
 ・DC版:asin:B00006LJG4


 ・PC版(原作:18歳未満プレイ不可):asin:B000065D3K


などありますが、これらについても、また追って紹介していけたらと思います。
とりあえず、今やっているこのアニメ版AIRに一番近いのはPS2版のような気がします。



今日はちょっともう体力の限界なので、
また明日以降、書きたいことの続きを書けたら書きたいと思います。


ってか、明日って、劇場版AIRの公開日じゃん!
うはー。すっげえ見てえー。でも卒論が忙しすぎて全く身動きた取れないorz
明日から、映画を実際に見るまでの間は、ネタバレサイトに当たらないように注意しなければ・・・。