「ドラえもん」は、一体どこへ行ってしまうのだろうか。

さて、以前も書きましたが、ご承知の通り、ドラえもんは来春、声優陣が一新されます。
今の声優陣で送られる「大晦日だよ!ドラえもん」は、今日が最後ということになります。
掲示板も、「ファイナルのぶ代祭り」「ファイナル小原祭り」と盛り上がってましたが(笑)、
なんだか、「ああ、いよいよ変わってしまう日が近づいてるんだな・・・」と思うと切なくなります。
ドラえもんは、一体どうなってしまうのでしょうか。公式ページによりますと、

2005年4月からは、映像も進化し、原作の持つ魅力がさらに増した作品をご覧いただけます。また来年から、TVのリニューアルと連動して“ドラえもん どんどんプロジェクト”もスタートします。

とのことなんですが、「映像も進化」「TVのリニューアル」という言葉がどうしても気になります。
実は、来春リニューアル後のドラえもんの画像を少しだけ見たのですが、
なんだか、絵が変わりすぎちゃってて、原作からさらにかけ離れていくのが実感できました。
先ほどリンクさせていただいたMISTTIMES.com Blog 出張版 スコシフシギな日常さんも、この件を危惧されていて、
読ませていただくと、僕の言いたいことをそのまま的確に指摘されていて、
本当にうんうんとうなづきながら、熟読させていただいちゃいました。

あまり触れたくないけど、最悪の結末も考えている。アフレコ経験のないタレントや俳優が起用され、主題歌は有名アーティストが1クール毎に変わり、内容はますます道徳味を帯びてくる。そして、原作のドラえもんとはますますかけ離れて行き、原作漫画のマニア化が進む。ドラえもんを誤解する自称・有識者はますます増えるであろう。

このあたり、もう同感すぎて怖くなってしまったぐらいです。
主題歌の件や道徳味の件、原作からの乖離の件などは、僕個人的にも、
現在のシリーズにおいて、すでに強く感じているところですが、
これがさらに加速されてしまうとなると、それはもうドラえもんではないと思います。
僕たちの知っている「ドラえもん」を、後世の子供たちにも伝えたい。そう強く思います。
今の、原作からかけ離れたドラえもんも、そこを割り切って見れば、
かなりバカバカしい内容で、見てて思わず笑ってしまったりするんですが、
これが「ドラえもん」であるとは思われたくないな、と僕は思うのです。
正直、今日、16年前の記憶に浸った直後に、ダブルユーの意味不明エンディングテーマがきて、
拍子抜けというか、なんだか脱力してしまいましたよ、もう。


とりあえず、今日ドラえもんの名作と呼ばれる作品達を見て、
昔のドラえもんの収められたDVDを買いたいなー、と思いました。
劇場版はもうすでに数作品はセリフ完全把握できてるほど見ているんで、
今回放映されたような、TV放送の名作と呼ばれる作品にもっと触れたいと思ったのです。
原作も、またちゃんと読んでみたいと思いました。
もっとも、ドラえもんの魅力は、今回「名作」と呼ばれたような作品達だけではなく、
あくまでその原点は「ギャグ漫画」ではないかと思っています。
SF(すこしふしぎ)だけど面白くて笑える。
ドラえもんだらけ」とか、ああいうの大好きですね〜。


以上、実は「ぼく、ドラえもん」を全号定期購読している、
結構ドラえもん好きな私かーねるの独り言でした。